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姫うどん壁打ち(自分用)

これはとある世界線の一つの妄想であり、
異なる世界線の姫うどんはまた違った性格、性質を持つ可能性があります( ˘ᾥ˘ )
そして「誰お前」目線で書いてるし、ちょくちょく視点が変わります。自分用なんで読まなくていいです。


肉体は不変の蓬莱人でも、記憶は更新されていくし感情だって変わっていくし、「蓬莱の薬を飲む前のヒトの状態」なんだよな。
つまりどんなに愛し合っていても、死に別れてしまえば永い永い時の流れによって記憶や思い出は必ず風化していくし、いずれは声も顔も忘れてしまう。
遠い未来いずれ訪れる結末がたまらなく恐ろしくなった鈴仙は、少しでも永く姫様の記憶に遺る為にこれでもかってくらい、毎日溢れんばかりの愛をぶつけるんだ。
背中に爪を立てたり歯を立てたり、キスマークを沢山つけたり、物理的な傷跡も沢山残そうとするけれど、蓬莱人だからその傷跡はすぐに消えてしまう。
どうしたら永遠に自分を遺せるのか、そればかり考えてしまうんだ。

結果的に自分自身が蓬莱の薬を飲む事以外に、永遠に自分を遺す術は無いのだと気付いてしまう。

姫様の永遠を手に入れるには、自分が永遠そのものになるしか無いんだよ。なのに姫様は鈴仙が蓬莱の薬を飲む事を良しとしないし 鈴仙自身も飲む事を躊躇ってしまっている。
臆病な兎にとって 不老不死はあまりにも重すぎる枷だよ。

永遠の先なんて誰にも分からない。不変であるのは肉体だけで、記憶や感情は人と同じようにできているから。
万が一、億が一の気持ちの変化を姫様は恐れている。

だから全て美しいうちに終わらせておくのが、お互いにとって一番いいのだと言い聞かせているんだよ。
蓬莱人に「永遠に愛しています」なんて言葉、軽率に使ってはいけないんだ。

愛しているうちに死んでしまえば、確かにそれは「永遠に愛しています」その言葉の通りになりますから。

お互い臆病なんだよなぁ。
姫様は相手の気持ちの変化を恐れているし、鈴仙は相手の視界から自分が消えてしまう事を恐れている。
だから無意識的に自分に都合の良い選択肢を選んでしまっている。

姫様が鈴仙に蓬莱の薬を飲んで欲しくない理由。
愛する人に、自分と同じ苦しみを味わって欲しくない。表向きでは。
永遠に生きる事が己の咎なら、その咎に愛する人も巻き込んだって、自分が幸せなら良いのかもしれないと根底では思っている。
でも、やっぱり何より恐れているのが、例え千年先も愛してくれたとして、ならば一億年先、十億年先も相手の気持ちが一切の不変であるという確信は誰にだって持てない。
「飽き」が、もしも訪れてしまったら、それから先、彼女の新しい「生き甲斐」を見つけてあげられるだろうか。見つかったとして、それに自分が耐えられるだろうか、と。
有限である今だからこそ、生きている全ての人生を自分に捧げてくれる彼女の愛に、精一杯応えられるのだ。
自分にだっていずれ「飽き」が訪れる可能性だってあるのだから。
だから、これでいい。これでいいんだ。姫様はずっと自分に言い聞かせている。

輝夜は鈴仙以上に、鈴仙が永遠を手にする事を恐れている。
でも、もしも。その問題が全て払拭されたならば。
互いの愛が不変であると確信できる何かが得られたならば。
きっと彼女も道連れに? 重い枷を繋げて 言葉通り「永遠に」彼女の人生を縛り付けてしまうのだろうか?
考えれば考える程に、醜い感情が首を擡げてしまう。だから、もう考えたくはない。
だって自分には、鈴仙と別れるまでは表向きの気持ちしか伝えない強さを持っているはずなのだ。
美しいままで終わらせたい。それは自分が一番望んでいる事なのだから。
大丈夫、愛する人を見送る事には慣れている。だからきっと、今度だって大丈夫。

…本当に、大丈夫だよね?
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